当院の施術方針
アライメント不良（バランスが悪い状態）が発生する事により負担が加わりやすくなる部位、逆に使われにくくなり筋出力低下（筋力の低下）やパフォーマンス低下を起こす部位が現れてしまいます。
負担が大きくかかっている部位ではオーバーユースによる筋緊張→筋硬結→炎症→慢性炎症（慢性痛）といったように症状が悪化しやすくなります。血管内に痛みの原因物質（発痛物質）が蓄積されやすくなります。
筋力の低下部位では筋低下による痛み（日常パフォーマンスの低下も含む）、疲れやすくなったり疲労から痛みへの移行、急な踏ん張り動作（重い物を持つ、急にバランスを取るなど）や力を入れる際の筋繊維レベルでの負傷などを起こしやすくなります。またそのような微細な炎症も放置すると慢性炎症となります。
バランスが悪い状態となると筋肉に不必要な収縮や伸長、捻れなどが発生するのと同じくして血管や神経にも同じような事が起こります。そう言った事が血流障害や神経促通（神経の反応）にも悪影響を及ぼします。特に毛細血管（最終的な筋肉や軟部組織への栄養血管）は影響が出やすいです。
また痛めた場所の修復反応（患部を治す反応）も脳と痛めた場所の間での電気信号（神経促通）のやりとりが行われ栄養血管を介して患部の修復が働きます。
筋肉だけでなく神経や血管に捻れがあると神経促通や栄養血管に悪影響が出て治癒力が働きにくい状況となってしまいます。
筋緊張（筋肉の硬さ）から始まるアライメント不良（バランスが悪い状態）も多いと見ています。
筋肉の特性としてオーバーユースにより「硬くなる・短くなる」という事が起きます。
筋肉の付着部は表情筋（顔の筋肉）を除き全ての筋は骨〜骨についています。
筋肉の状態次第でアライメントに異常が起きてしまいます。
※ストレス、過度の不安、怒りなど交感神経の長期的な緊張による痛みも存在します。
どういう機序で身体・症状が改善していくのか？
当院で行う手技治療は本来身体が持っている「自然治癒力」を最大限に引き出せるようにします。
解剖学的に診て正しいアライメントの状態（バランスが整い負担が無い）と筋パフォーマンスも高い状態（筋緊張や硬結が無い）は神経や血管の働きも良くなり「自然治癒力」が一番活発に働く状態です。
脳からの「患部を治せ」という神経伝達も流れが良く、毛細血管の働きも盛んになるので栄養や酸素、熱が身体の隅々までロス無く運ばれ身体を治す力が高まります。
そう言った状態は痛みや凝り、その他の不定愁訴など不調の改善において身体には必要な事です。
さらに副交感神経を高めて回復力の促進を狙う事も早期回復に重要な要素です。
身体バランスを整えて筋肉を緩めるだけでも血流アップによる副交感神経の活性を期待できますが、当院の施術は呼吸改善や身体・内臓の負担改善からも更に継続的に副交感神経を高める事が期待出来ます。
呼吸を行う筋肉や関節の可動域改善や胸郭（胸）を広げる施術、内臓の位置の改善による負担減少や機能アップなども合わせて行います。
また痛みや怪我、不調の改善には睡眠の質も大切であり副交感神経を高める事が非常に重要です。
このような目的を持った施術を行っていきますのでより効果的に「自然治癒力」を高めて患者様の痛みや不調の早期改善を行います。